2017年 01月 05日
第4回 写真で嘘をつく
↑この写真、加工どころかレタッチもほとんどしていませんが「嘘」をついています。
「写真で嘘をつく」という言葉を最初に言ったのは篠山紀信さんらしいんですが(調べたけどわからなかった)、テラウチ校長も良く使います。
今回言ったのは担任の先生です。
これは、芸能誌の記者がカップルの写真に適当なコメントを付けるのとはちょっと意味が違います。
たとえば
どこにでもある、見たことがあるような風景写真にレタッチを施してメリハリを付けて季節感を出すなど
写真に自分のイメージをどんどん付加していって写真を完成させることを言います。(という意味のことを先生が言っていました)
そのときに使って良い技術は「レタッチ」。
レタッチとは写真を「加工」することではありません。
「加工」は写真に写って無いものを持ってきたり、写っているものを消してしまったりする技術。
Webデザイナーとしての自分は、Webサイトに使う写真をデザインするときには加工の技術を駆使しますが、写真を作品として制作するときには「レタッチ」にとどめます。
まあ、植田正治さんの「つま先」のスポッティグの例などもあり、そのセンヒキは微妙な気もしますが。
とにかく、写真を完成させるためにはPhotoshopに代表されるツールを使いこなせることも、カメラの操作方法と同じくらいに大事なんです。
by web-photo
| 2017-01-05 12:17
| 写真教室